お弁当の簡単おかずメニュー!前日に作り置きしよう!

あれこれと忙しい朝。
朝も早く起きなくてはならなくなるし、バタバタしているときにお弁当も作らないといけないとなると毎日毎日大変です。
お弁当はその日の朝に作らないといけないのでしょうか。
前日に作って朝は持っていくだけにできればとても楽ですよね!
でも、前日に作り置きしても衛生面で大丈夫なのか心配にもなります。
ここでは時間短縮ができて、朝を楽に過ごせるようなお弁当作りのコツとおすすめメニュー、そして、前日に作り置きをする際に気を付けるポイントをご紹介します!

お弁当を前日に作り置きするポイントや気を付ける注意事項は?

お弁当を前日に作ることに全く問題はありません!当日に作っても傷んでしまうこともあるのです。
ただし、衛生面で気を付けないといけないことに変わりはないので、以下の注意事項を念頭に作り置きのおかずを作るようにしましょう。

 * 生の野菜や果物は入れないようにする
 * 水分の多い食材は避ける。煮物・お浸しなど水分があるおかずは、汁気はしっかり切って詰める
 * おかずは火がしっかりと通っている揚げ物、炒め物、焼き物などにする
 * 甘辛くしたり、塩味をしっかりとつけ、いつものお料理よりも味付けは濃い目にしておく。塩や醤油は殺菌を抑える効果も!
 * 防腐効果のある食材(梅干し・お酢・生姜・カレー粉・大葉・ワサビ・カラシ等)を使う
 * お弁当箱に食材を詰める際に直接手では触らないにする
 * お弁当箱やおかずケースなどはしっかり洗浄し、乾かす。ゴムパッキンもしっかりと洗う。
 * マヨネーズやタルタルソースは傷みやすいので味付けに使わない。
 * ご飯やおかずはまずしっかりと粗熱をとる。また、詰めてもすぐには蓋はせず、完全に冷めてから蓋を閉める。おかずの痛みの原因は蓋についている水分が原因!
 * そのまま入れてOKの冷凍食品を詰めたり、お弁当の上に保冷剤を置いたりすると、保冷効果もあり!

お弁当を前日に詰めて冷蔵庫に入れておけば大丈夫?

前日の夜に作ったお弁当はまずはしっかりと冷ましましょう。そうしないと温かいままでは結露ができてしまい、傷む原因となってしまいます。冷ましたあとに、そのまま冷蔵庫に入れて保存はします。そのときにお弁当箱は電子レンジ可のものを使いましょう。また、アルミホイルは電子レンジでは使えないので、おかずを仕分ける際には耐熱性のシリコンカップか紙製のカップを使用しましょう。次の日の朝は冷蔵庫から出してそのままお弁当を持っていけば楽と思っていらっしゃる方もいるかと思いますが、それは衛生面でよくないので、やめておきましょう。
一度冷蔵庫から出したあとにレンジでチンをしてからしっかりと冷まし、常温のままもっていきましょう。
温度変化が食品の傷みを進めてしまう原因です。冷蔵庫に入っている間には細菌は活動しませんが、常温になった瞬間に活発に動き始めて腐敗が進んでしまいます。
もしレンジでチンができない場合は、保冷バッグなどに入れて冷蔵状態のまま持っていくようにしましょう。
10℃を超えないようにしておけば大丈夫です。

お弁当を前日に作って温めなおしに電子レンジがない場合はどうする?

レンジでチンして食べられる環境だったらいいのですが、レンジがない場合もありますよね。
お弁当自体を冷凍状態で保存して、そのまま持っていけば、常温で自然解凍し、お昼ご飯の時間にはちょうど良い食べ頃になっています。
むしろこのほうが食中毒の予防にもなるかもしれません。この場合は冷凍保存できるおかずで、解凍しても味が損なわれないものにしておきましょう。
冷凍向きのおかずは…
・出汁巻き玉子
・ひじき煮
・かぼちゃの煮物
・切り干し大根の煮物
・ホウレンソウ
・パスタ
・とんかつ
・から揚げ
・きんぴらごぼう
が挙げられます。
逆に冷凍には向かない食材としては、お豆腐やイモ類や生野菜が挙げられます。

ご飯は炊いたものを冷凍させて、自然解凍するとぱさぱさになってしまい、おいしくありません。ご飯だけは朝炊いてしっかりと冷ましてから入れてみてもいいですね。それでもやはり朝はただ持っていくだけにしたい場合は炊くときに少し工夫をしてみましょう。
 * 普通の白米にもち米を混ぜて炊く
 * 少し多めに水を入れてやわらかめにご飯を炊く
 * 少量のサラダ油を混ぜる
 * 油分のある鮭などのおかずを全体に混ぜる

お弁当の作り置きでやめておいたほうがいいものは?

お弁当の基本として「熱がしっかり入っていること」と「水分をしっかり切ること」なので、以下のようなメニューは避けるようにしましょう。
 * 半熟の卵料理(卵焼きやゆで卵など)
 * 生野菜(ミニトマトは彩りに使えます)
 * 傷みやすいのでイモ類の煮物

お弁当の作り置きにお勧めのメニューは?

ここではいくつかお弁当のおかずのお勧めのメニューを紹介します。
 ★からあげ

 *お弁当用のコツ:動画では片栗粉を使っていますが、お弁当用には片栗粉でなく小麦粉で下味をつけるとカリカリ感を保つことができます

 ★卵焼き

 *お弁当用のコツ:中は半熟もおいしいですが、お弁当用は中までしっかり日を通しましょう

 ★筑前煮

 *前日に作っておくとむしろ味が染み込むので良い!

 ★切り干し大根の煮物

 *日持ちがするのでお弁当には最適!

 ★ひじき

 *日持ちがするのでお弁当には最適!

おわりに

お弁当のおかずは上記の気を付けるポイントをおさえておけば前日に作り置きして美味しく召し上げることができます。
重要なのは「しっかりと火を通して」、「しっかりと冷まして」から冷蔵庫や冷凍庫に保存することです。
忙しい朝はなるべくお弁当の準備の時間を短縮したいものですよね。時間に余裕をもって朝の時間をより有効的に使うにもぜひ前日の作り置きはお勧めです。
いろいろと工夫をして、メニューも増やしていきながら、正しいやり方で楽しいお弁当作りにしてみてください!